ぷらす矯正歯科では、CTを含むデジタルレントゲンを2012年より設置しております。
デジタルレントゲンは、デジタルカメラがフィルムの代わりにイメージセンサーが使うようにX線センサーを使用してデジタル撮影をします。このX線センサーの感度が従来のレントゲンフィルムよりも高いので、レントゲンのX-線被曝が従来のレントゲンフィルムを使ったレントゲン装置よりも1/4から1/10とかなり低く抑えられ、患者さんの負担が少なくなります。
レントゲンフィルムの現像定着などの手間や時間がかからず、瞬時にコンピューター画面に表示保存され患者さんをお待たせすることなく診ることができます。現像定着液の酸っぱい匂いもなく、排液処理もなくなり環境にも優しいこともあります。
デジタルレントゲンの画像はモニター上で拡大したり濃度を調節したりすることはもちろん、長さを計測することもできますので、より正確な診断が可能になります。デジタル画像ですので、従来までのレントゲンフィルムと違い経年変化がありません。これにより、以前撮ったレントゲン画像と現在のレントゲン画像の比較もより正確に行えます。
ぷらす矯正歯科は、セキュリティのとれた院内無線LANを使いiPadで、デジタルレントゲン写真と顔写真や口腔内写真をチェアーサイドでお見せすることで充分な説明を行っています。
通常のX線画像は、一方向にX線を透過させた2次元の影ともいえます。場合よっては、手前の構造が影となって奥の構造が見えにくい場合あります。また形の把握もしずらいことが多くあります。
CTとは、コンピュータ断層撮影(computed tomography)の略で、X線とコンピュータを使って撮影部位の断面を輪切りの状態(断層画像)で見ることができるようにする装置です。3次元の立体画像により多くの情報を提供してくれます。
(1)術前検査で顎の骨の正確な断面像や、 軟組織の情報が得られます。歯を移動してもよい限界がわかるので正確な診断や治療方針の立案がおこなえます。
(2)先天的な歯の過剰や欠損、骨に埋まっている歯(埋伏歯)が立体的に把握でき、治療に役立てられます。(CT撮影は、通常12歳以上の患者さんに行いますが、X線撮影で異常が認めた場合、精密検査時、追加料金なしに撮影可能です)
(3)矯正治療に使用されるアンカースクリューの植立において、骨の質や高さや厚み、形体を確認できるので正確な処置が行えます。
(4)術前の精密検査で、歯周病がないか、あれば進行程度が分かります。また慢性の歯根病巣(根尖病巣)の有無や位置関係や大きさの確認や、歯が割れているかどうかの確認をし、矯正治療前にかかりつけ歯科医紹介してスムーズな連携治療を行えます。(CT画像データを添付します)
(5)親知らずあり、抜歯が必要か否かの判断と抜歯に際して重要となる神経との位置関係がわかり口腔外科とのスムーズな連携治療を行えます。
その他、鼻の病気や神経の位置なども調べることができます。気道の分析も可能になります。
患者さんの口腔内の状態を、三次元で立体的に把握することができるようになったため、より安全で正確な診査・診断・治療を行なうことができるようになりました。
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